ブログ記事に日常の事を書こうか迷っている、昔は書いてたんですけどね。
チェロを製作中です
この工程は時間をかけます
どの様に仕上げたいかこの時点ではっきりさせておきます
形はもちろんですがそれだけでなく仕上がった時の質感なども考慮して
使う道具も選び削っていく
胴を閉じたら9割ほど仕上げます
この楽器を完成させてそのままもう一台の製作に入ります
ヴァイオリンもどこかで準備をしたい
そのあと在庫のためにさらに一台製作します
これは少し先になるかな
Atelier pici
こんにちは。
第74回沖展 木工芸部門で間仕切を出品し浦添市長賞を受賞しました。
作品名:原理的七宝文様間仕切
70年以上も続く歴史があり、県内最大の美術工芸公募展である沖展でこのような賞を受賞できて本当に光栄です。
知り合いから何かに使ってよといただいた、だいぶ古い琉球松の板を曲木の輪にしました。厚み5mmほどあるそこそこ硬い板の外周を直径200mm位のきれいな円に曲げて接着し、それを百個ほど作るのは想定よりずっと難しい作業でした。
鉄染めした枠は(これはタモ材)和の雰囲気に限定しないためにあえてトメで組まず芋にし、仕上げも自然なオイルフィニッシュとしました。もしかしたらバシッとトメにして黒枠はツヤツヤの塗装を施して完全和風のほうが完成度は高かっただろうとは僕を含めみんな考えるかもしれません。でも今回は世界でみられる七宝文様という心持ちでした、、、、うん、何言ってるか分からない。
何をもって原理的かと言いますと、七宝文様は輪が互い違いに重なり合わさった模様であり、それの観念をそのままに木工で表現しようとしたからです。組むと七宝文様に見えるように切り出した木片を組子にして七宝文様を表すのが製品としては普通の手法だと思います。手で曲げるだけで何日もかかっているこの間仕切は木工製品としては全く割に合いません。正直もう作りません。
今回の沖展もとても楽しく刺激がありそして学びになるコンペティションでした、これからもぜひ参加したい。
沖展真っ最中です、会期 2023年3月18日(土)~4月2日(日)
会場 ANA ARENA 浦添(浦添市民体育館)
素晴らしい作品たちを是非見に行ってみてください。